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建設業界豆知識~クーリングシェアって⁉~

黒宮建設です

近年、夏の猛暑が年々厳しさを増している愛知県。そんな中で、環境負荷を抑えつつ涼しさを共有する新しい取り組みとして注目されているのが「クーリングシェア」です。

今回は、クーリングシェアの仕組みやメリット、そして私たち工務店がどのように家づくりと結びつけているかをご紹介します。

クーリングシェアとは?

クーリングシェアとは、簡単に言えば「冷房の効いた空間をみんなで共有して、無駄なエネルギー消費を減らそう」という取り組みです。

愛知県では、公共施設や商業施設、企業などが涼しい空間を「クーリングシェアスポット」として開放し、地域住民が自由に利用できるようになっています。たとえば、図書館や市民センター、ショッピングモールの一角などがそれにあたります。
これにより、各家庭が一斉にエアコンを稼働させることを避け、電力消費のピークカットやCO₂排出量の削減が期待されています。

愛知県での取り組み事例
愛知県内の多くの自治体が積極的にこの制度を取り入れています。例えば名古屋市では、市営図書館や市民会館のロビーを開放し、涼しい環境を提供しています。岡崎市や豊田市でも同様の取り組みが広がっており、地域住民の交流の場にもなっています。

クーリングシェアと家づくりの関係
工務店として注目したいのは、「共に涼を分かち合う」という考え方が、住宅の設計や地域コミュニティづくりにも応用できるという点です。

断熱性能の高い家づくり
クーリングシェアを実践するには、家庭の冷房負荷を減らすことが前提です。高断熱・高気密の家は、少ないエネルギーで効率的に涼しさを保てます。当社では、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準に対応した断熱仕様もご提案可能です。

共用スペースの設計
2世帯住宅やコーポラティブハウス(住人が共同で設計・建築する住宅)では、「共有の涼空間」を取り入れることで、省エネかつ快適な住まいを実現できます。

地域とのつながりを意識した設計
例えば、玄関土間や縁側をコミュニティとつながる「中間領域」として設計することで、自然な形で近隣の方との交流が生まれます。これも、広義のクーリングシェアといえるかもしれません。

未来のために、私たちができること

家づくりには、人と人、人と地域をつなぐ力があります。
クーリングシェアは単なる省エネ対策にとどまらず、「涼しさ」を通じて人のつながりを取り戻す社会的な試みでもあります。
快適で環境にもやさしい家づくりを通じて、こうした地域の取り組みにも貢献していきたいと考えています。

暑い夏を乗り切るために、そして未来の地球環境のために、私たちと一緒に「シェアする暮らし」を考えてみませんか?

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