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建設業界豆知識∼織田信長に学ぶ~“マーケティングの本質”は地域に愛されること

黒宮建設です

歴史に学ぶ「まちづくりの知恵」シリーズ、第2回は──ズバリ、「織田信長に学ぶマーケティングの極意」です。

戦国時代、誰よりも先を見据え、革新的な行動で世の中を変えていった織田信長。
実はその一つひとつの戦略には、現代のマーケティングやブランディングにも通じる本質が詰まっています。

私たちのような地域密着の工務店が、地域にどう貢献し、どんな存在であるべきか──。
信長のやり方から見えてくるヒントを一緒に掘り下げてみましょう!

■ 信長のすごさは「商品を売る」のではなく「世界観を売った」こと

信長がすごいのは、「ただ勝つ」ではなく、「勝ち方」や「見せ方」を大事にしていたことです。

代表的なのが、安土城。それまでの日本の城とは一線を画す、絢爛豪華で近代的なデザインは、まさに「ブランド戦略」そのもの。
自分の城を観光地化し、国内外の来訪者にそのスケール感を見せつける──これはまさしく体験型マーケティングの先駆けです。

「まずは世界観を伝える」
これは、私たちの家づくりでも同じです。設備や間取りの説明だけでなく、
「どんな暮らしがそこに生まれるか」「家族がどう幸せになれるか」
というビジョンを、最初に描くことが求められています。

■ 市場(マーケット)を整えたのも、信長

信長が行った「楽市楽座」は、市場の自由化。
それまで既得権益でがんじがらめだった商売を誰でもできるようにし、経済活動を活性化させました。

今で言うと、顧客の選択肢を広げること=ユーザー目線のサービス設計です。

地域の人が、本当に求めている自由さ・柔軟さを取り入れられるかどうか。
私たちの工務店も、「こうあるべき」より、「どうありたい?」に寄り添える設計が求められています。

■ “他にはない価値”を創出する、差別化戦略の天才

信長は、新しい武器(鉄砲)を積極的に取り入れ、敵よりも一歩先を行く戦術を展開しました。
これもまさに、差別化とイノベーションの視点。

現代の言葉でいえば「ブルーオーシャン戦略」──
競合と同じことをしても埋もれてしまう。だからこそ、他にはない価値をどうつくるか。

地元密着の工務店だからこそできる、「顔が見える安心感」「アフターまで寄り添える関係性」。
大手ハウスメーカーには出せない、人のぬくもりや想いが、最大の差別化です。

■ まとめ:信長が現代にいたら、きっと「地域SNS」も使いこなす

信長は、情報のコントロールや見せ方に長けていました。
安土城を「見せる城」としてデザインし、宣教師を使って海外にまでその情報を発信。
つまり彼は、“発信”の大切さを知っていたのです。

これは、今のSNSやブログにも通じます。
ただ家を建てるだけでなく、「こんな家を建てたよ」「お客様とこんな関係性が生まれたよ」と発信し続けることが、地域の信頼につながっていきます。

■ 信長に学ぶ、地域に愛される工務店づくり

信長は、ただ力で人を従えたのではなく、「どう見せるか」「どう価値を届けるか」に注力したリーダーでした。

私たちも、ただ「家を売る」のではなく、
「このまちで、あなたらしく暮らせる未来」を売ることが、真の仕事だと思っています。

次回は、豊臣秀吉の「チームビルディング」から学ぶ、職人との関係性や現場の空気づくりについてお届けする予定です!

地域と共に、未来を描く──そんな志を胸に、今日もがんばります!

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