BLOG
黒宮建設 > 黒宮建設|建築 > 建設業界ニューストレンド~実家じまい~家族のこれから

建設業界ニューストレンド~実家じまい~家族のこれから

黒宮建設です

最近、ニュースやSNSでも「実家じまい」という言葉を耳にすることが増えました。
「実家じまい」とは、両親が住んでいた家を整理・売却したり、維持費や管理の負担を減らすために手放したりすることを指します。子ども世代にとっては、親の家をどうするかという現実的な課題であり、家族にとっての大きな節目でもあります。

工務店としても、この「実家じまい」に関わるご相談は少なくありません。
建物の状態を確認し、必要に応じて修繕やリフォームを行うことで、安全かつ次の世代に引き継げる形に整えることも可能です。また、家を手放す場合でも、思い出や家族の歴史を尊重しながら整理するお手伝いができます。家は単なる建物ではなく、家族の時間や思い出を積み重ねた場所だからです。

実家じまいを進めるポイント

1.整理・片付け

思い出の品や家具は写真やリストで記録しておく
子どもや親族で話し合い、譲るもの・処分するものを決める
不要品はリサイクルや寄付も検討

2.売却や賃貸の検討付け

立地や建物の状態を確認し、不動産会社や工務店に相談
売却する場合は相場や修繕費を見極め、無理のない判断を
賃貸として残す場合はリフォームや設備更新を検討

3.リフォームや耐久性の確認

まだ使う場合は、耐震や設備の安全確認を優先
子どもや孫世代が利用する場合は、バリアフリーや収納の工夫も検討
住宅診断(インスペクション)で状態を把握すると安心

整理のコツと子どもと一緒に思い出を残すアイディア

整理のコツ

カテゴリーごとに分ける:写真、書類、衣類、家具など、種類ごとに整理すると迷わない
期限を決める:1日1時間など、短時間で少しずつ進めると負担が少ない
写真やメモで記録:手放すものでも、思い出として記録しておくと安心

子どもと一緒に思い出を残すアイディア

思い出ボックスを作る:古い写真や子どもが親と遊んだ思い出の品を一緒に箱に入れる
お話しタイムを作る:昔の出来事を子どもに語りながら整理すると、家族の歴史が自然に伝わる
アルバムやスクラップブックを作る:写真やチケット、手紙などを一緒に貼り、思い出の形を残す

一方、PTA会長として子どもたちや地域と関わる中でも、この「実家じまい」は考えさせられるテーマです。家族や地域のつながりの中で育った子どもたちにとって、家の役割はとても大きいものです。家族の絆や地域の思い出を大切にしながら、次の世代へバトンを渡すことの大切さを、日々の暮らしの中で感じます。

実家じまいは、ただ家を手放すことではなく、家族の時間や思い出を整理し、これからの暮らしを見つめ直す機会でもあります。
安全で安心できる住まいを次の世代に繋ぐこと、そして地域や家族とともに過ごす時間を大切にすること——これこそが、工務店として、そして地域の一員としてできるサポートです。

家族の思い出が詰まった実家を見守りながら、新しい暮らしへとつなぐお手伝い。
これからも、工務店として、地域に根ざすPTA会長として、家族の笑顔と安心を支えてまいります。

黒宮建設は【子育て世代を応援しています!】
住まいの夢は私たち 黒宮建設にご相談ください