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建設業界豆知識∼~施設と在宅介護の違いを工務店の視点から~

黒宮建設です

高齢者の暮らしを支える住まいの選択肢

~施設と在宅介護の違いを工務店の視点から~

人生100年時代、親世代・自分たち世代の「老後の住まい方」を考えることは避けられないテーマです。工務店として家づくりをお手伝いしていると、お客様から「将来は自宅で過ごしたいけれど介護は大丈夫かな?」「施設と家とどちらが安心なんだろう?」といった声をよく耳にします。

そこで今回は、高齢者が利用できる保健施設の種類と、在宅介護との違いをまとめてみました。

高齢者保健施設の種類と特徴

介護老人保健施設(老健)
リハビリや医療ケアを受けながら、在宅復帰を目指す施設。医師・看護師が常駐し、安心感がある反面、入所は中期的(数か月~1年程度)が基本です。

特別養護老人ホーム(特養)
介護度が高く、日常生活全般に支援が必要な方が長期的に暮らす施設。入所待機が長いことも多いです。

有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅
生活支援サービスが整い、比較的自由度の高い暮らしが可能。費用やサービス内容に幅があります。

在宅介護のメリット・デメリット

メリット
・住み慣れた家で安心して過ごせる
・家族との時間が多く取れる
・自宅をバリアフリー改修することで安全性を高められる

デメリット
・家族の介護負担が大きくなる
・医療・介護サービスの手配が必要
・急変時の対応が施設に比べ難しい場合がある

工務店の視点からできること

在宅介護を希望される場合、住まいの工夫で負担を大きく減らすことができます。

・段差解消などの バリアフリー改修
・介護ベッドや車椅子が使いやすい 動線設計
・家族と適度な距離を保てる 二世帯・多世帯リフォーム

「施設」と「在宅」、どちらが正解ということはなく、それぞれのご家庭の状況に合った選択が大切です。

高齢期の暮らし方は、「誰と、どこで、どのように過ごすか」によって大きく変わります。工務店としては、在宅介護を支える住まいづくりを通して、ご家族が安心して選択できるようにお手伝いできればと思っています。

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