建設業界豆知識~昔話に学ぶ家づくりの知恵その2~
黒宮建設です
子どもの頃から耳にしてきた日本の昔話。その舞台には、必ずといってよいほど「家」や「暮らし」が描かれています。そこには当時の人々の知恵や願いが込められており、現代の家づくりに通じるヒントが隠されています。
『桃太郎』にみる家族の絆
桃から生まれた子を迎え入れたおじいさんとおばあさん。立派な家や豪華な暮らしではなく、素朴な家と温かな家族の心が物語の出発点になっています。私たちがつくる家もまた、家族の絆を育む「舞台」であることを思い出させてくれます。
『浦島太郎』にみる自然との共生
海辺で漁をし、亀を助ける浦島太郎の暮らしは、自然と隣り合わせです。現代の住まいもまた、太陽光や風、雨といった自然をどう取り入れ、どう守るかが大切です。軒の深さや窓の配置など、自然との調和を考える設計は、昔から受け継がれる知恵といえます。
『鶴の恩返し』にみる「秘密の部屋」
織物を織る鶴が「決して覗いてはいけない」と言った部屋。プライベートな空間の大切さを象徴する場面です。家族が集う場と個々が安らぐ場を両立させることは、現代の住まいづくりにおいても欠かせません。
『かさ地蔵』にみる地域のつながり
寒い雪の日、地蔵にかさをかぶせた老夫婦が報われる物語。小さな家であっても、人とのつながりを大切にする心が暮らしを豊かにします。地域に根ざした工務店の家づくりもまた、住む人と地域をつなぐ役割を担っています。
日本の昔話に出てくる家や暮らしは、華美ではなく素朴で、人と自然、人と人との関わりを大切にしています。それは現代の家づくりにおいても変わらない基本。私たちは、家族の物語を育み、地域と共に歩む家づくりを、昔話に込められた知恵と重ねながら大切にしています。
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