建設業界豆知識~「かぐや姫」と“住まいの寿命・素材選び”
黒宮建設です
美しさは、永く保つための知恵から生まれる
むかしむかし、竹取の翁(おきな)という老人が山で光る竹を見つけると、中には小さな女の子が。翁はその子を「かぐや姫」と名づけ、大切に育てました。
かぐや姫はたちまち美しく成長し、多くの人を惹きつけましたが、やがて月へ帰っていく——。
美しさと儚さを描いたこの物語、実は住まいづくりの本質とも重なります。
1.「竹」から始まる家づくり
竹取物語の始まりは、光る竹。
日本では古くから、竹は強く、しなやかで、再生力のある素材として親しまれてきました。
一方で、竹の寿命は木より短く、環境によってはすぐに劣化します。
つまり、「自然素材の良さ」を活かすには、素材を理解し、使い方を工夫することが大切なのです。
家づくりも同じ。
無垢材・漆喰・珪藻土など、自然素材は呼吸をする生きた材料。
美しさを長く保つには、「適材適所」という知恵が欠かせません。
2.“月へ帰る”家をつくらないために
かぐや姫は地上に輝きをもたらしましたが、やがて月に帰ることで、地上には静けさと寂しさが残りました。
この「はかなさ」は、家の寿命にも似ています。
どんなに立派に建てても、手入れを怠れば、やがて劣化し、去っていく。
だからこそ、素材を選ぶときに大切なのは、「今きれい」よりも「長く寄り添える」こと。
紫外線や湿気に強い外壁材、
腐りにくい構造材、
メンテナンスしやすい仕上げ。
それらの積み重ねが、“月に帰らない家”=永く美しく暮らせる家を支えます。
3.美しさの秘密は「経年変化」
かぐや姫の美しさは、月の光に照らされるたびに変わりました。
それは、時間とともに移ろう“無常の美”。
実は、木や自然素材も同じように、年を重ねて味わいを増す素材です。
新築の時は真新しい木の香り、
数年後には深みを増す色合い、
十年後には家族の記憶を刻む表情に。
経年変化を「劣化」ではなく「熟成」と捉える。
それが、自然素材の家を愛でるということ。
4.職人の手仕事が“永く住まう”力になる
かぐや姫が竹の中で光ったように、どんな家にも見えないところで光る職人の技があります。
目に見えない構造材の組み方、
断熱や防水の丁寧な納まり。
これらが、素材の力を最大限に引き出し、家の寿命を何十年も延ばします。
だからこそ、素材を選ぶだけでなく、それをどう扱うかを知っている工務店を選ぶことが、家の“未来の美しさ”を決める鍵になるのです。
かぐや姫が月へ帰った夜、翁は空を見上げながら静かに竹林を照らしたといいます。
その光は、儚く消えるものではなく、人の心に残る温かい光でした。
家づくりも同じ。
時間が経っても、そこに暮らす人の心に灯る光を残せるような、永く美しい家を私たちは目指しています。
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