子どもの未来全力応援~最近観た映画より映画「ドリーム(Hidden Figures)」から感じた“働く環境づくり”の大切さ
黒宮建設です
先日、映画「ドリーム(Hidden Figures)」を観る機会がありました。
1960年代のNASAを舞台に、黒人女性数学者たちが差別や偏見に立ち向かいながら、宇宙開発に大きく貢献した実話を描いた作品です。
物語の中で特に印象に残ったのが、主人公のキャサリンが「黒人専用トイレが遠い場所にしかない」という理由で、仕事中に何百メートルも走って移動しなければならない場面でした。
彼女は能力が高く、チームに欠かせない存在であったにもかかわらず、“環境の不備”がその力を発揮する妨げになっていたのです。
その状況に気づいた上司が、
「白人専用トイレ」という区分を取り払い、誰でも使えるトイレにする
という場面は、職場の空気が一気に変わる象徴的な瞬間でした。
彼女の能力がまわりに認められ、少しずつ環境も整っていく姿は胸に響くものがありました。
映画を観て思ったこと
映画のテーマは「差別」や「努力」ですが、同時に
“人が力を発揮できる環境を整える大切さ”
について深く考えさせられました。
私たち工務店が日々向き合っているのも、まさに
「住む人・働く人が気持ちよく過ごせる環境づくり」
です。
ちょっとした段差や、冬の寒さ、収納の使いづらさ、家事動線の不便さ──
それらは日々のストレスとなり、暮らしの中で大きな影響を与えます。
映画のトイレのように、環境が整うだけで“その人本来の力が引き出される”というのは、住まいでもまったく同じではないでしょうか。
私たちが大切にしていること
工務店として、お客様とお話しするときに心がけているのは、
- どんな場面で不便を感じているのか
- どんな暮らし方をしたいのか
- 小さなストレスを見逃していないか
といった“生活者の目線”です。
収納の位置を少し変えるだけで暮らしが楽になったり、浴室が暖かいだけで毎日が安心になったり。
環境が整えば、人はもっと豊かに、もっと自分らしく過ごせるはずです。
映画を観て改めて、
「環境の力」
そしてそれを整える仕事の責任とやりがいを感じました。
最後に
ドリームは「努力すれば報われる」というだけではなく、周りの理解や環境づくりがあってこそ、人は本来の力を出せるということを丁寧に描いた素晴らしい映画でした。
私たちも住まいづくりを通して、
「家族みんなが気持ちよく暮らせる環境づくり」
をこれからも大切にしていきたいと思います。
住まいの夢は私たち 黒宮建設にご相談ください