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建設業界ニューストレンド~パナソニック住設の売却発表~ブランド継続でお客様への影響は?工務店が第一報の感想

黒宮建設です

パナソニック住設子会社がYKKグループへ——地域工務店としての第一報の感想

昨日、パナソニックとYKKが、パナソニック ハウジングソリューションズ(PHS)の株式を80%譲渡するという大きなニュースが発表されました。建材・住宅設備業界に長く携わってきた工務店として、やはり気になる動きですので、第一報を聞いた率直な感想をまとめてみました。

ブランドは継続。まずは安心。

今回の発表でほっとしたのは、
「パナソニックブランドは継続」し、社員の人員整理も行わないという点です。

キッチンやバスなど、水回りの機器は長く使うものですから、ブランドの安心感はとても大切です。すでにパナソニック製品をお使いの地域のお客様にとっても、「引き続きサポートしてもらえるのか?」という不安が強くなるところですが、ブランドが残ることは大きな安心材料だと感じています。

YKKとパナソニックの強みが合わさる期待感

YKK APは“窓のプロ”。
パナソニックは“水回りのプロ”。

住まいを考える上で、この二つは欠かせない要素です。
今回の提携では重複分野が少なく、互いの得意分野をそのまま持ち寄る形とのこと。

これは私たち工務店からすると、
「より幅広い住まいづくりの提案ができるようになる」
という期待感があります。

特に樹脂窓や断熱仕様の窓はこれから先ますます重要になる分野ですので、ラインアップ強化は歓迎したい動きです。

新築とリフォーム、両輪の強化に

国内では新築住宅が減少する一方、リフォーム市場は年々活発になっています。
今回の提携では、
・新築に強いYKK AP
・リフォームに強いパナソニック
この二社の販売ネットワークが補完し合う形になるとのこと。

地域の工務店としても、どちらの市場にも携わる立場として、お客様への提案の幅がさらに広がっていくのではないかと感じています。

IoTや海外展開も視野に。住まいの可能性が広がる時代へ

最近では、玄関ドアや窓の施錠をスマホで確認できたり、浴室や給湯器がIoT化したりと、住まいの“見えない部分の進化”がどんどん進んでいます。

今回の提携でも、パナソニックのIoT技術とYKK APの建材の融合が期待されていて、
「住まいはもっと便利で快適になる」
という未来がより具体的に見えてきました。

私たち工務店も、こうした技術をしっかり学び、お客様にわかりやすくお伝えしていく役割がますます重要になりそうです。

最後に:地域のお客様に安心していただくために

大きな企業同士の動きは、どうしても「この先どうなるの?」と心配される方も多いと思います。
今回のニュースは、その不安をあおるものではなく、むしろ業界全体がより良い方向へ進んでいくための前向きなものだと感じました。

私たち地域の工務店としても、
変わらないのは “お客様の暮らしに寄り添う姿勢”。
これはこれからもずっと大切にしていきます。