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建築業界豆知識~メーカー取扱説明の訪問対応終了に思うこと~人と人のつながりを大切にしたい地域工務店の想い

黒宮建設です

メーカー取扱説明の訪問対応終了に思うこと

― 正直に言うと、少し寂しいです ―

先日、パナソニックハウジングソリューションズ株式会社より、
取扱説明の訪問対応終了についての正式な案内が届きました。

2026年3月末をもって、
これまで行われてきたメーカー担当者による現地での取扱説明が終了し、
今後はQRコードを活用した取扱説明動画での対応が基本になる、という内容です。

物価上昇や人手不足――
今の時代背景を考えれば、この判断に至った理由はよく分かります。
負担を減らし、効率化を進めていくことも必要なことだと思います。

それでも、地域の工務店としての正直な気持ちは、
「やっぱり、少し寂しいな」というものでした。

引渡しの取扱説明は、ただの作業ではありませんでした

お引渡しの日。
新しい暮らしが始まるその場で、
メーカーの担当者が直接お施主様と向き合い、
設備を触りながら、ゆっくりと説明をしてくれる。

「ここは毎日触る場所ですからね」
「お手入れは、これだけ気をつけてください」
「困ったら、この動画を見てください」

そんな何気ないやり取りの中に、
安心や信頼が自然と生まれる時間がありました。

家づくりは「モノ」を渡して終わりではありません。
暮らしが始まるその瞬間に、
“人が関わっている”と感じてもらえることが、
どれほど大切かを、私たちは現場で何度も見てきました。

便利になる一方で、減っていく「ふれあい」

動画やQRコードは、とても便利です。
好きなタイミングで何度でも見返せますし、
説明漏れが起きにくいのも事実です。

けれど、
顔を合わせて話すこと。
その場の空気を感じながら、質問できること。
「大丈夫ですよ」と声をかけてもらえること。

そうした人と人とのふれあいが、
少しずつ減ってしまうような気がしてなりません。

だからこそ、私たち黒宮建設ができること

メーカーさんの訪問説明がなくなっても、
お施主様の不安が増えてしまっては意味がありません。

だから私たちは、
引渡しの時間を、これまで以上に大切にします。

実際に一緒に操作しながら説明すること

動画や取扱説明書も「一緒に確認」すること

「分からなくなったら、いつでも聞いてください」と伝えること

便利さだけに頼らず、
人の手、人の言葉、人の気持ちを添えていく。
それが地域の工務店の役割だと思っています。

時代は変わっても、
家づくりは、人と人とのつながりの上に成り立つもの。

少し形は変わっても、
この想いだけは、これからも変わらず大切にしていきたいと思います。