建設業界ニューストレンド~時代を超える建築美と舞台芸術 ― 『レ・ミゼラブル ワールドツアースペクタキュラー』を観て
黒宮建設です
先日、日本に初上陸した『レ・ミゼラブル ワールドツアースペクタキュラー』を観劇しました。
建築と同じく「空間をつくる仕事」に携わる者として、この舞台から受け取った感動を少し綴りたいと思います。
まず驚いたのは、舞台セットの壮大さです。
緻密に組み上げられた構造物が、時に19世紀フランスの街角となり、時に革命の barricade へと姿を変えていく――その瞬間の迫力は、まさに建物が呼吸をしているかのようでした。私たち工務店が家を建てるときも「空間が人の心を動かす」ことを大切にしますが、舞台はそれを凝縮し、光と音で一瞬にして完成させてしまうのです。
また、照明の演出も忘れられません。
一筋の光が差し込むだけで希望を表現し、影が広がることで葛藤や苦悩を映し出す――家づくりにおいても「光の取り入れ方」が暮らしの豊かさを大きく左右します。舞台を観ながら、窓の配置や照明計画を考えるときと同じワクワクを覚えました。
さらに、オーケストラの重厚な響きと国際色豊かなキャストの歌声が、空間全体を包み込みます。建物の完成見学会で、お施主様が「ここに住むイメージが湧いてきました」とおっしゃる瞬間と重なり、音と空間の融合が人に与える力を改めて実感しました。
舞台も家づくりも、最終的に残るのは「そこに集う人々の記憶」です。
『レ・ミゼラブル』が刻んだ感動のように、私たち工務店も「一生心に残る住まい」をつくり続けたい――そんな思いを新たにした観劇体験でした。

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