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建設業界豆知識∼建築吉日とは⁉家づくりの縁起を大切にしたい方へ

黒宮建設です

家づくりは、人生において大きな節目のひとつ。
せっかくなら「縁起の良い日」を選びたい、という方も多いのではないでしょうか。

今回は、地鎮祭や上棟式、ご契約日などでよく話題になる「建築吉日」について、わかりやすくお話ししたいと思います。

建築吉日(けんちくきちじつ)ってなに?

「建築吉日」とは、その名のとおり「建築にまつわる物事を行うのに良いとされる日」のこと。
昔からの暦(こよみ)に基づいたもので、建築にかかわる節目の日を決めるときに使われてきました。
お客様からもよく、
「地鎮祭っていつが良いんですか?」
「大安じゃないとダメですか?」
とご相談をいただきますが、そうした時に参考にするのがこの“建築吉日”です。

どんな種類があるの?

有名なのは「六曜(ろくよう)」と呼ばれるもの。
これは、大安・仏滅・先勝・先負・友引・赤口という6種類の運勢を示す日柄のことです。
建築では特に以下のような日が好まれます:

大安(たいあん):何をするにも吉の日。地鎮祭・上棟式・契約などによく選ばれます。
友引(ともびき):勝負事以外は吉。午前・夕方が吉、昼は凶とされます。
先勝(せんしょう):午前中が吉。急ぐことに向いている日とされます。

逆に避ける方が多いのが仏滅(ぶつめつ)や赤口(しゃっこう)です。

「建築吉日」はどの工程に関係するの?

実際には、以下のような場面で活用されることが多いです:

地鎮祭(土地のお清め)
上棟式(柱や梁を組む日)
ご契約日やご入居日
解体工事やお引越し

「縁起をかつぎたい」「家族の記念日にしたい」など、日取りを大切にされたい方は、ぜひ早めにご相談ください。

三隣亡(さんりんぼう)って何?

「三隣亡」は、建築業界ではとてもよく知られた“避けるべき日”の一つです。
一見、漢字だけを見ると「三つの隣が亡くなる!?」とちょっと恐ろしい印象を受けますが、実はこれ、「建築に関する災いが、近隣三軒にも及ぶ」とされている日なんです。
とくに、

建前(上棟)
地鎮祭
家の建て始め

といった“工事のはじまり”に関係することを、この日に行うのは避けられる傾向にあります。
ちなみに三隣亡は、六曜とは別の暦(選日・せんじつ)によるもので、年に十数日ほど含まれます。

私たち黒宮建設では、建築吉日を単なる“こだわり”ではなく、ご家族の気持ちを大切にする“節目の儀式”と考えています。

「せっかくだから、大安に」「地鎮祭の日は家族も参加しやすい日で」
そんなご要望に、スケジュールや工程の面からもできるかぎり調整・ご提案させていただきます。

もちろん、吉日以外でも家づくりは可能ですし、実際の工事は天候や業者の都合も加味して調整することが大切です。
でも、“気持ちを整える”という意味で、「建築吉日」をひとつの指針として考えてみるのも良いかもしれません。

家づくりは、単に“建てる”だけでなく、ご家族の想いが重なる大切なプロジェクトです。
だからこそ、「縁起」や「日取り」も、ご家族の“安心”につながるなら、大切にしていきたいと考えています。

2025年 三隣亡の日一覧

9月3日(水)・15日(月)・27日(土)
10月9日(木)・21日(火)
11月2日(日)・14日(金)・26日(水)
12月8日(月)・20日(土)

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