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建設業界豆知識∼秋の土用って?なぜ「土いじり」を避けるの?~

黒宮建設です

朝夕がぐっと涼しくなり、秋の気配が深まってきましたね。
お庭の手入れや外構工事など、「そろそろ外のことをしようかな」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

ところで、皆さんは「土用(どよう)」という言葉をご存じでしょうか?

2025年・秋の土用はいつ?

今年【2025年の秋の土用】は、
10月20日(日)〜11月6日(木)までの18日間とされています。

土用といえば「土用の丑の日=うなぎ」のイメージが強いかもしれませんが、実は春・夏・秋・冬のすべての季節に土用はあります。

土用に「土いじりを避ける」理由って?

昔の人々は、自然界のエネルギー(気)が乱れやすい土用の時期に、「土を動かすと、良くないことが起きる」と言い伝えてきました。

これは、「土の神様(土公神/どこうしん)」がこの期間に土の中で休んでいるとされており、その神様を驚かせないよう、土いじりや建築・造園などの“地を動かす作業”を控えるという風習につながっています。

科学的根拠があるわけではありませんが、自然や神様を敬い、季節の流れを大切にする暮らしの知恵でもあります

黒宮建設として大切にしていること

私たち黒宮建設でも、地鎮祭や上棟式といった「古くからのしきたり」を大切にしながら、お客さまの住まいづくりに携わっています。

秋の土用の期間中は、特に地盤改良や基礎工事などの“土を動かす作業”を行う際には、お施主様とご相談の上、日取りを慎重に調整しております。

“土を触ることがタブー”というよりも、「気持ちよく着工を迎えるための心づかい」としてご理解いただけたら幸いです。

地域と子どもたちの未来のために

最近では、家庭菜園やガーデニングを楽しむ子育て世代のご家族も増えていますね。
そんな方々にも、秋の土用の話をすると「少しお休みの時期にします」と笑ってくださることもあります。

私たちが大切にしたいのは、住まいだけでなく、そこで暮らす人の気持ち。

「昔の人の知恵って、なんだかあたたかいですね」と感じていただけたら、それもまた、子どもたちへの小さな“地域の学び”になるかもしれません。

暮らしを支えるのは、ちょっとした心づかいから

大きな工事も、小さな庭仕事も。
そこに関わる人の「心」を、私たちは何より大切にしています。

住まいのこと、土地のこと、地域の暮らしのこと――
どんな小さなことでも、どうぞ気軽にご相談くださいね。

まちに根ざし、家族と地域をつなぐ工務店としてこれからも心を込めた家づくりを続けてまいります。

黒宮建設は【子育て世代を応援しています!】
住まいの夢は私たち 黒宮建設にご相談ください