建設業界ニューストレンド~地域の工務店が感じる、暮らしの変化
黒宮建設です
最近、街のあちこちで新しいホームセンターを見かけるようになりました。
ちょっとした工具から家電、園芸用品、ペット用品まで、まるで“暮らしのデパート”のような存在です。
では、なぜ今こんなに増えているのでしょうか?
原因① 「日常の中で住まいを整える」意識の広がり
コロナ禍以降、家で過ごす時間が長くなり、「暮らしを自分で整える」意識が高まりました。
DIYや模様替え、庭づくりなど、“住まいに手をかける楽しみ”が再発見されたのです。
そのニーズを受けて、ホームセンターは道具や材料を身近に提供できる場所として注目されています。
原因② 「ワンストップで揃う」便利さ
日用品からリフォーム用品まで一度に揃う便利さも、人気の理由です。
特に共働き世帯が増えた今、「買い物の時短」や「すぐ使える安心感」は大きな魅力です。
駐車場が広く、郊外型の大型店舗が多いのも利用しやすさにつながっています。
原因③ 「小規模修繕」への対応の増加
最近のホームセンターでは、水漏れ修理や照明交換など、小規模な住宅修繕にも対応するサービスカウンターを設けるところが増えています。
ちょっとした修理なら、自分でやってみるか、ホームセンターに頼んでみよう——そんな時代になっています。
🪚地域の工務店として思うこと
ホームセンターの増加は、私たち地域の工務店にとっても大切な変化のサインです。
「暮らしを整える意識が高まっている」ことは、つまり「住まいに目を向ける人が増えている」ということ。
私たちは、その次のステップ——“自分では難しい部分”や“長く安心して暮らすための部分”を、
専門的な知識と技術で支える立場にあります。
たとえば、
長年使ってきた設備の交換
断熱や耐震などのリフォーム
家族構成の変化に合わせた間取りの見直し
こうした「DIYでは届かないところ」を丁寧にお手伝いするのが、地域工務店の役割です。
ホームセンターが増えている背景には、
人々の「自分の暮らしを自分でつくりたい」という前向きな気持ちがあります。
私たち地域工務店は、その想いを受け止めながら、
“プロの知恵と技で、安心の住まいづくりを支える”存在でありたいと思います。