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子どもの未来全力応援∼子どもたちの未来を守るため~転落事故を防ごう

黒宮建設です

今日は、私たちとして胸が痛くなるような報告書をご紹介するとともに、皆さまのご家庭にもぜひ知っていただきたい大切なお話をお届けします。

令和7年6月24日、消費者安全調査委員会が公表した「住宅の窓及びベランダからの子どもの転落事故」に関する報告書によると、1993年から2024年までの32年間に、6歳未満の子どもが窓やベランダから転落して亡くなった事故が134件も確認されたとのことです。

とくにベランダからの転落が多く、事故の原因には「家具や室外機などの足掛かり」、「開け放された窓」、「子どもの届く位置にある窓の鍵」などが挙げられていました。中には、保護者が在宅中にも関わらず、ほんの一瞬のスキを突いて事故が起きてしまったケースも多くあります。

私たちは、子どもたちの元気な姿が当たり前のように続いていくことを願い、住まいをつくる仕事に携わっています。しかし、この報告を通して改めて実感したのは、「見守る」だけでは子どもを守りきれないこともあるという厳しい現実です。

だからこそ今、「住まいのつくり方」そのものを見直すことが求められているのだと思います。

報告書では、子どもの転落事故を防ぐために国が示している「子育てに配慮した住宅と居住環境ガイドライン」に沿った設計であれば、過去の事故の多くを防げた可能性が高いとされています。

私たち黒宮建設でも、このガイドラインに基づく住まいづくりを積極的に取り入れてまいります。

具体的には、次のような対策が挙げられます:

・窓の補助錠を、子どもの手の届かない場所に設置する
・ベランダの手すりは足掛かりにならないデザインを採用する
・窓際やベランダに、登れる家具や物を置かないよう配慮する
・新築やリフォームの際には、子どもの安全に特化した設計を検討する

また、現在お住まいのお宅でも、転落防止の製品を取り入れることで、リスクを減らすことが可能です。
安全性だけでなく、暮らしの快適さや見た目にも配慮した製品開発が今後さらに求められています。

私たちは、地域に根ざした工務店として、お子さまの命を守るための住まいづくりを「特別なこと」ではなく、「当たり前のこと」にしていきたいと考えています。住まいは、未来を育てる場所。だからこそ、子どもたちの未来を守るための環境整備を、これからも真剣に考えてまいります。

どうかこの機会に、皆さまのお住まいも一度、「安全」という視点で見直してみてください。
小さな工夫が、大きな命を守ります。

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