BLOG
黒宮建設 > 黒宮建設|建築 > 建設業界豆知識∼土地と家を見守る「氏神様」のお話~

建設業界豆知識∼土地と家を見守る「氏神様」のお話~

黒宮建設です

家づくりや引っ越しのとき、私たち工務店は土地とのご縁をとても大切にしています。
その土地には、昔からそこに住む人々を見守る氏神様(うじがみさま)がいらっしゃることをご存じでしょうか。

氏神様ってどんな神様?

もともとは血縁集団の守り神でしたが、時代とともに「その土地の神様」として地域を見守る存在になりました。
今では、住所によって氏神様が決まり、引っ越すと氏神様も変わるのが特徴です

引っ越したらご挨拶を

家を新築したり、新しい場所に引っ越したりしたときは、まず氏神様へご挨拶するのが昔からの習わしです。
「どうぞこれから、この土地で無事に暮らせますように」というお願いと、
「この土地に住まわせていただきありがとうございます」という感謝の気持ちをお伝えします。

氏神様と産土神(うぶすながみ)の違い

似た言葉に産土神がありますが、これは生まれた土地の神様のこと。
産土神は一生変わりませんが、氏神様は「今住んでいる場所」で決まります。
つまり、生まれた土地と今の土地、それぞれに守り神がいるというわけです。

氏神様とのおつき合い

・年に一度は祭りやお札の納めに伺う
・日々の暮らしの中で「今日も無事でありがとう」と手を合わせる
・地域の清掃活動や行事にもできる範囲で参加する
こうした小さな積み重ねが、家と家族の暮らしをより安心で温かいものにしてくれます。

家づくりと氏神様

上棟式や地鎮祭でお祀りする神様の中にも、氏神様が含まれています。
土地の神様に工事の安全と家の繁栄を祈ることは、単なる儀式ではなく、
「これからこの土地と一緒に暮らしていきます」という宣言でもあるのです。

氏神様の調べ方ミニガイド

1.近隣の神社に聞く

最寄りの神社に電話や訪問で「この住所の氏神様はどちらですか?」と尋ねると教えてくれます。
(神社同士で情報を共有していることが多いです)

2.神社庁に問い合わせる

各都道府県にある「神社庁」に電話で住所を伝えれば、担当の氏神様を案内してもらえます。

3.地元の方に聞く

長く住んでいる方や町内会の方は、地域の神社や行事について詳しいことが多いです。

4.インターネットで調べる

「住所+氏神様」「住所+神社」で検索すると出てくる場合もあります。
ただし、情報が古い場合もあるので最終確認は直接問い合わせが安心です。

家は建てた瞬間から、土地の歴史や文化の一部になります。
その土地を見守る氏神様と良い関係を築くことは、暮らしをより豊かにする第一歩です。

土地の神様とつながることは、家族の安心だけでなく、地域全体で子どもたちを見守る力にもつながります。
これからも、家づくりと暮らし、そして子育て支援を通じて、みなさまと地域の絆を深めてまいります。

黒宮建設は【子育て世代を応援しています!】
住まいの夢は私たち 黒宮建設にご相談ください