黒宮建設です

ZEH住宅など高断熱住宅が家づくりの際に重要なワードになってきていますが高断熱住宅を理解するための基本ワードを解説していこうと思います。
第３回です。

年間冷暖房負荷
年間の暖房負荷と冷房負荷を合わせて延べ床面積で割ったもので暮らした時の暖かさや涼しさの感覚を示す単位（MJ/㎡・年）として優れている。負荷が少ない＝省エネということになります。
断熱性能・気密性能が同じ家でも、地域条件や冬の日射取得、夏の日射遮蔽の良し悪しで冷暖房負荷も変わります。

Q値
熱損失係数を表す数値です。UA値と同じく断熱性能の基準となります。壁・床・窓・天井・屋根などを伝わって逃げる熱と換気によって逃げる熱の合計を延べ面積で割った数値で、単位はｗ/㎡Ｋと表します。

UA値
建物全体の断熱性能(外皮平均熱貫流率)を表す数値。外皮(壁・床・窓・屋根など外気に面するところ)を伝わって、家の中の熱がどれくらい外に逃げるのか、外皮の面積の合計で平均した値で、単位はｗ/㎡ｋと表します。

C値
気密性能を示し、住宅における延べ面積あたりの隙間(相当隙間面積)を表す。
隙間が少なくなれば熱の出入りも少なくなるため、気密性を意識した施工は必須となります。単位は㎠/㎡と表します。

ηAC値(イータエーシ値)
冷房期の平均日射熱取得率(住宅にどれくらいの日射熱が入るか)を表した数値で一次エネルギー消費量を計算するときに用いられる。数値が大きいほど入る日射熱が多いことを表す。地域により異なるが、東京などの６地域の省エネ基準の値は2.8以下となります。
ηAH値は暖房期の平均日射熱取得率を表した数値となります。

一度は聞いたことがあるような言葉でも説明するのが難しい用語もあります。
初めて聞いた言葉もあるかもしれませんが、皆さんのお家づくりの少しでもお役に立てれば幸いです。

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