建設業界豆知識∼PTA視点でみる戦国のまちづくり~
黒宮建設です
戦国時代の「まちづくり(城下町づくり)」は、戦国大名ごとに大きな特徴の違いがありました
今回はPTA会長として「地域とのつながり」に焦点を当てて、戦国大名の特徴的な「まちづくり」には、以下のような事例があります。現代のPTA活動や地域連携にも通じる視点として、地域・住民・交流を重視した大名たちの取り組みを紹介します。
毛利元就(もうり もとなり):地域とつながるネットワーク型まちづくりの先駆者
代表都市:吉田郡山城下 → 広島(後年)
地域とのつながりの特徴:
「一所懸命」の地元密着型支配
毛利元就は中国地方の多くの小さな国人領主と協調・結束し、地域に根ざした緩やかな支配体制を築きました。トップダウンではなく、地域の意見をくみ取るボトムアップ型の体制が特徴です。
地域経済と海上交通の連携
内陸部の本拠・吉田から、瀬戸内海の港町(例えば尾道や厳島)までを戦略的に結び、陸と海の交流ネットワークを整えました。
文化・宗教との協調関係
地元の寺社と協力し、地域祭礼や信仰の保護にも力を入れ、地域の心の拠り所を守る姿勢も見られました。
📌PTA活動とつながる点:
・地域の多様な声を聞き、協力し合うことの大切さ
・縦割りではなく横のつながりを大事にする協働型運営
・教育だけでなく、文化や生活のつながりも支える姿勢
上杉謙信:信仰とともに地域と生きる「道徳都市」
代表都市:春日山城下(越後)
地域とのつながりの特徴:
謙信は地元民に慕われる義の大名として知られ、地域の困窮者に食糧を分け与えたり、公平な裁きを行った記録も残っています。
城下には寺院や学問所も多く配置されており、地域に教育と信仰の場を提供しました。
地元の祭りや年中行事も重視し、精神的なつながりを育てました。
📌 PTA活動とつながる点:
・子どもたちにとって安心できる信頼関係と、学びの場を地域と共に守る姿勢
・「道徳」「信頼」を大切にした教育観に通じる
・イベントや活動の背景に、地域文化や価値観を根づかせる
豊臣秀吉:地域活性とインフラ整備の先進型まちづくり
代表都市:大坂城下
地域とのつながりの特徴:
秀吉は戦国の終わりに向け、商人・職人・農民の立場を尊重したまちづくりを行いました。
治水・街道整備・清掃といったインフラも徹底し、地域の住みやすさを重視。
各地の人材を集める「地域の多様性尊重」の姿勢が、都市の発展に寄与。
📌 PTA活動とつながる点:
・安全で整った環境づくり(登下校・施設整備)
・地域の多様な人々が協力し合う包摂的なコミュニティ形成
・子育てや教育環境整備にも通じる視点
地域とのつながりを大切にしながら未来をつくっていく——そんな視点は、戦国の世でも今のPTA活動でも変わりません。子どもたちの健やかな成長のために、私たちも「まちづくり」の担い手として、地域と手を取り合って歩んでいきます。
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