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建設業界豆知識∼ジブリの屋根裏に学ぶ~心の拠り所になる「秘密の空間」のつくり方

黒宮建設です

ジブリ作品に登場する“屋根裏部屋”には、どこかワクワクするような魅力があります。
そこは「隠れ家」であり、「自分だけの時間」を過ごす場所でもあり、物語の舞台として心に残る空間です。

現実の家づくりでも、「屋根裏」や「ロフト」の活用は、限られた空間に“暮らしのゆとり”を生むヒントになります。
今回は、ジブリの名シーンを通じて、屋根裏空間の持つ力と、設計に生かせる工夫をご紹介します。

『耳をすませば』:夢を追う少女の屋根裏アトリエ

天沢聖司がバイオリン職人を目指して、祖父の営む地球屋の屋根裏で作業をしているシーン。
小さな窓、木の梁、道具が並ぶ机…そこには集中と創造が共存する世界が広がっています。

✔設計のヒント
小屋裏を活用したワークスペースは、子どもの勉強部屋にもぴったり。
天井が低めでも、「自分だけの空間」という感覚がやる気を引き出すこともあります。
通気や照明、断熱性を確保すれば、季節を問わず快適に過ごせる空間に。

『魔女の宅急便』:屋根裏に住むキキの新生活

キキがパン屋の上にある屋根裏部屋でひとり暮らしを始める場面は、“屋根裏”が新たな生活のスタート地点になることを描いています。

カーブした天井、小さなベッド、天窓からの光…。
シンプルな部屋でも、「自分の居場所」としての安心感が伝わってきます。

✔設計のヒント
子ども部屋、趣味部屋、ゲストルームなど、小屋裏を活かせば、居住空間を増やすことが可能です。
収納としてではなく、“第二のリビング”のように使う事例も増えています。

『となりのトトロ』:子どもたちの発見と冒険

草壁家の屋根裏は、まっくろくろすけが住んでいたり、床が抜けそうだったり…ちょっと怖いけれど、子どもたちにとっては発見と冒険の舞台です。

遊びの延長で、家のなかに“未知の世界”があること。
これこそが、子どもにとっての豊かな空間体験につながります。

✔設計のヒント
「収納」+「遊び場」という視点で屋根裏を設けると、使わない空間が家族の関係を育む場所に早変わりします。
秘密基地のようなロフトスペースは、親子の会話も自然に増えるはず。

実際のリフォーム・新築でも人気!

実際の住まいづくりでも、小屋裏収納やロフトは根強い人気があります。

・子どもが小さいうちは遊び場、成長したら収納や趣味スペースに。
・書斎やワークスペースとして。
・おもちゃ・季節物の収納スペースとして。

屋根裏は“ただの余白”ではなく、ライフステージに応じて変化できる空間として重宝されます。

「秘密基地」は大人になっても必要な空間

ジブリの屋根裏に描かれているのは、「誰にも邪魔されない」「でも家族の気配は感じる」そんな絶妙な距離感です。

現代の住まいにも、
・自分らしく過ごせるスペース
・家族と少し距離を置ける場所
・夢中になれる趣味空間
…そんな“屋根裏のような余白”があれば、心にもゆとりが生まれるはずです。

私たち工務店では、既存住宅の屋根裏リフォームやロフト新設も承っております。
暮らしにあなただけの「秘密の空間」を、ぜひ一緒に考えてみませんか?

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