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建設業界豆知識∼【家づくりとまちづくり】〜徳川家康に学ぶ、未来を見すえた都市づくり〜

黒宮建設です

さて今回は、少し時代をさかのぼり、「徳川家康が行ったまちづくり」についてご紹介したいと思います。歴史の話?と思われるかもしれませんが、実は今の私たちの暮らしや、地域での家づくりの考え方にもつながっているんです。

江戸という町を、一からつくった男

1603年、徳川家康は江戸幕府を開き、政治の中心を江戸に移しました。
当時の江戸は、湿地や低地が多く、決して暮らしやすい土地ではありませんでした。
それでも家康は、江戸を“人々が安心して暮らせる町”にするために、徹底した都市計画を行います。

お城を中心に、武士・町人・寺社のエリアをきちんと分けて配置
道路や水路を整え、物流と交通の基盤を整備
洪水対策として河川の流れを変え、湿地を埋め立てて安全な町へ
こうして、江戸は急速に発展し、最盛期には世界最大の人口を誇る都市になったのです。

人と人とのつながりをつくるしくみ

家康がつくった町には、ただ建物が並んでいるだけではありません。
「家族」「地域」「仕事」「祈り」…さまざまな人の営みが重なり合って、安心して暮らせるしくみがつくられていきました。

たとえば──
火災が多かった江戸では、「火除地(ひよけち)」を設けて火事の被害を最小限に上水道(神田上水)を整備して、清潔な水を供給
各町には見回りの人がいて、夜も安心して眠れる体制
これは今でいうと、防災・上下水道・防犯ネットワークの始まりとも言えますね。

子どもたちが育つ「まちのチカラ」

江戸のまちづくりから学べることの一つに、「子どもたちが安心して育つ環境は、まちそのものに宿る」という考えがあります。

家康の時代にできた寺院や河川敷は、人が集まり、子どもが遊び、地域の文化が育つ場所でした。

今、私たちが家づくりをお手伝いする中でも、「家の中の快適さ」だけでなく、地域とのつながりや子どもがのびのび育つ環境に関するご相談がとても増えています。
・通学路の安全
・公園までの距離
・子育て世帯の集まりやすい間取り
・地域行事に自然と参加できる動線設計 など…

未来にのこる「まち」と「くらし」を

徳川家康が江戸の町をつくったとき、それが数百年後にも人々に愛される町になるとは、誰も想像できなかったかもしれません。

でも、「未来を見すえたまちづくり」は、確かに実を結びました。

私たちもまた、お客様の大切な家を、そして地域の景色を、この先何十年も残るものとして、丁寧にかたちにしていきたいと思っています。

住まいのこと、子育てのこと、地域との関わりのこと――
気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

このまちで、次の世代へとつながる暮らしを。
黒宮建設は、あなたとともに歩んでいきます。

ご要望に、私たち黒宮建設は“地域の目線”で応えていきたいと考えています。

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