建設業界豆知識∼徳川家康に学ぶ~江戸のまちづくりが今の暮らしに教えてくれること
黒宮建設です
今日は少し歴史をさかのぼり、「まちづくりの原点」ともいえる、徳川家康の江戸の都市計画についてご紹介したいと思います。
私たち工務店の仕事は、家を建てるだけでなく、地域に根ざし、長く安心して暮らせる「まち」をつくること。その原点にあるのが、江戸という都市をゼロからつくりあげた家康公の知恵と戦略です。
■ ただの城下町ではない、未来を見据えた都市計画
1590年、家康は豊臣秀吉の命で関東へ移封され、当時は湿地と漁村だった江戸に拠点を移します。
このとき彼が始めたのが、のちに100万人都市へと成長する「江戸」のまちづくりです。
まず手をつけたのが江戸城の築城。そして、その周囲に武士、町人、寺社と、用途別にゾーン分けした街を整備していきました。
これは今でいう都市のゾーニング。災害や混乱を防ぎ、人が快適に暮らせる秩序ある街づくりでした。
■ 家康のまちづくり3つのすごさ
① インフラの整備がすごい!
川を整え、堀を掘り、水路を整備して舟運を活性化。
「利根川東遷」のような大事業で、洪水を防ぎながら物流と暮らしを支えるインフラを築きました。
私たちが現場で行う排水計画や地盤整備も、こうした治水の知恵の延長線にあると感じます。
② 交通の要所としての設計がすごい!
東海道・中山道など五街道の起点を江戸に集め、全国から人とモノが集まる仕組みに。
まちづくりは、人の流れをどうつくるかが重要。現代の都市設計にも通じる考え方です。
③ みんなで築いた都市という仕組みがすごい!
江戸城や堀の整備に「天下普請(てんかぶしん)」という仕組みで全国の大名を動員。
協力し合って一つのまちを築く。これも現代の地域づくり、まちづくりの根幹ですね。
■ 江戸のまちづくりから学ぶ、今の私たちの仕事
私たちが手がける家づくりやリフォームも、ただ家を建てるだけではなく「どう暮らしが変わるか」「まちにどんな風を吹きこむか」を考える仕事です。
家康公が見据えていたのは、ただの政治の拠点ではなく、「未来に向けて人々が安心して暮らせるまち」。
その視点は、令和の今でもまったく色あせていません。
■ まちをつくるとは、人の暮らしをつくること
江戸のまちは、400年以上経った今でも、その基盤が残っています。
これは、家康公のまちづくりが時代を超えて通用する普遍的な設計だったから。
私たちも、今この時代に必要な「暮らしやすさ」「安全」「人と人とのつながり」を育てながら、未来のまちをつくっていきたい。
そんな気持ちで、日々家づくりに向き合っています。
名古屋の地で、地域と共にまちをつくる工務店として、
そしてヒーロー姿で子どもたちを見守るPTA会長として、
家康公に負けない志を胸に、これからも「夢の持てるまち」を皆さんと共に築いていきます!
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