建設業界ニューストレンド~住宅ローンは今後どう変わる?ネット銀行の低金利神話が終わる⁉
黒宮建設です
今回は、最近の住宅ローン事情を私たち家づくりの現場からお届けします。
2025年6月末、ひとつの節目を迎えました。日本銀行が長らく続けていた「貸出増加支援制度」が終了し、住宅ローンを取り巻く環境に大きな変化が生まれています。
ネット銀行の“低金利”神話が終わる?
これまでネット銀行は、実店舗を持たない分コストを抑え、その分を金利の安さで還元してきました。
ところが最近では、ネット銀行でもじわじわと金利が上がってきています。たとえば、auじぶん銀行やソニー銀行、住信SBIネット銀行といった人気のネット銀行でも、金利の優遇幅が縮小。メガバンクと比べても、わずかに高くなっているという調査結果も出ています。
理由のひとつは、日銀の「貸出増加支援制度」の終了。これは、銀行が多くお金を貸すほど、日銀が超低金利で資金を貸してくれる仕組みだったのですが、6月末で打ち切りに。
これにより、資金調達が難しくなったネット銀行は、「低金利一本勝負」からの転換を迫られているのです。
長期ローンや利息還元、各社が新戦略
じゃあ、どうやって家を建てる人を引きつけるのか?
ネット銀行各社は、以下のような“+α”の魅力を打ち出しています。
50年ローンの導入(楽天銀行・PayPay銀行):月々の返済額を抑えることで、若い世代にも手が届きやすい。
ペアローンの保障強化:万が一の備えも充実。
普通預金との連動で利息還元(auじぶん銀行):貯金がローンの利息軽減に役立つ仕組み。
家づくりの現場からのアドバイス
私たち工務店にとって、住宅ローンはお客様と家づくりをつなぐ大事な“橋”。
金利が0.1%違うだけで、35年間で数十万円の差が出ることもあります。
ですので、次のようなポイントを意識していただきたいと思います。
住宅ローン選びのポイント(2025年版)
金利だけにとらわれない!
→保証内容や特典、返済期間の柔軟さも重要です。
50年ローンは魅力的だが慎重に
→月々は楽になりますが、総返済額は大きくなります。将来のライフプランとセットで検討を。
固定金利 vs 変動金利
→「金利が上がる時代」と言われる今、固定金利を選ぶ人が増えています。
工務店との連携がカギ
→設計の自由度と予算のバランス、ローン審査との兼ね合いなど、住宅ローンは設計にも影響します。
住宅ローンの制度や金融情勢は日々変化していますが、私たちの願いはいつも変わりません。
「お客様にとって、無理のない資金計画で、安心して暮らせる住まいをお届けしたい」――。
一緒に、今の時代にあった「賢い家づくり」を考えていきましょう!
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