建設業界ニューストレンド~【最新建設技術】既存地下を活かす再開発工法とは?工期短縮とCO₂削減の可能性
黒宮建設です
超高層建て替えの常識が変わる瞬間――あまりの衝撃に、これは伝えなければと思いました
建設の仕事に携わっていると、「すごい技術だな」と思うことはあります。
ですが今回ばかりは、正直に言って――
「えっ、それ本当にできるの?」
と声が出ました。
それが、清水建設 が開発した、既存地下構造体を再利用する新地下工法
「Re-GENUS BASE(リジェナス・ベース)」 です。
私は地域で住宅やリフォームを手掛ける工務店の立場ですが、このニュースを知った瞬間、建設業界の未来が一段階進んだと感じました。
今日は、その“衝撃”を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思います。
何がそんなにすごいのか?
通常、超高層ビルを建て替える場合――
- 既存建物を解体
- 地下もすべて壊す
- 地下もすべて壊す
- 地下躯体を新設する
という流れが「当たり前」でした。
地下は見えない部分ですが、工期・コスト・環境負荷の大半を占める非常に大きな工程です。
ところが今回の新工法は違います。
既存の地下構造体を壊さず、再設計し、仮設構造体として活用する。
これがポイントです。
既存地下を“活かす”という発想
従来の逆打工法では、新しい柱を支えるための仮設杭が必要でした。
しかしRe-GENUS BASEでは、既存の地下外壁・梁・床・底盤を活用。
つまり、
新規杭打設が不要になる
仮設床の大規模施工が不要
埋め戻し土の工程が削減
重機作業が減少
という流れになります。
この発想は、正直に言って常識破りです。
私たちもリフォームで「活かせるものは活かす」という考えを大切にしていますが、それを超高層ビル規模で実現するとは…。
本当に驚きました。
東京・内幸町で初導入
この工法は、東京都千代田区の内幸町一丁目街区南地区 再開発で初導入されています。
報道によると、
地上約46階
地下3階
延床約29万㎡
地下工事で約13カ月短縮見込み
※設計詳細や現場の具体的構造データについては公開情報が限られており、詳細は未確認です。
それでも「13カ月短縮」という数字は衝撃的です。
都市部の再開発で1年以上短縮できるということは、社会的インパクトも非常に大きいはずです。
環境負荷の低減も
発表資料によれば、
約9,000トンのCO₂削減効果
が見込まれているとのことです。
これも公式発表ベースの情報であり、詳細算定根拠は未確認ですが、杭コンクリートや土工事削減による効果とされています。
建設業界は環境負荷が大きい産業です。
正直に言うと――羨ましい。
この工法を知ったとき、
「うわ、やられた」
とさえ思いました。
建設業界は成熟産業だと言われることもありますが、まだこんな進化があるのかと。
そして同時に思いました。
この衝撃を、もっと多くの人に伝えたい。
大規模再開発だけの話ではありません。
この「壊さず活かす」という思想は、
- 住宅のリノベーション
- 既存基礎の再評価
- 解体最小化の設計
にも通じる考え方です。
地域の工務店として思うこと
私たちは超高層ビルを建てる会社ではありません。
ですが、
「既存を活かす」発想は、規模に関係なく活かせる。
築年数が経った建物も、本当に全部壊す必要があるのか?
基礎や構造体は再利用できないか?
そんな視点を、これからさらに大切にしたいと思いました。
今回のニュースは、私にとって間違いなくここ数年で一番の衝撃でした。
建設はまだ進化する。
常識はまだ変わる。
そのワクワクを、このブログを読んでくださる皆さまと共有できれば嬉しいです。
また業界の最新情報があれば、地域の工務店目線で、正直な驚きとともにお届けします。