黒宮建設です

春といえば桜の季節。
日本人にとって馴染み深い花の桜。桜にまつわる色々な噂もありますね。

桜の噂　その１　桜の実が猛毒ってホント⁉
オオシマサクラなど、食用ではない未熟な実には「アミグダリン」や「プルナシン」という青酸配糖体が含まれており、分解する過程で猛毒の青酸を発生させます。そのため、桜の実を生食する際には注意が必要です。
とはいえ、成熟した桜の実にはこれらの成分はほとんど残っていないので、少量を食べたところで健康被害を受けることはまずないでしょう。
また果実のサクランボはセイヨウミザクラという桜の果実ですが、これにも毒はありません。

このほか、桜餅を包んでいる桜の葉にはクマリンという物質が含まれており、大量に摂取すると健康被害があるといわれています。しかし、１～２枚食べる分には問題はありません。

桜の噂　その２　東京から桜が消えるかもしれないってホント⁉
近年の気候変動に伴う気温上昇は、樹木の生育にも影響を与えています。
現在全国にたくさん植えられているソメイヨシノは暖かすぎる環境では生育できません。
ソメイヨシノが生育できる現在の南限は種子島・屋久島付近ですが、大隈半島の南部でも年によって正常に開花しない現象も起きているのです。
このまま気温が上昇すれば、いずれ東京でもソメイヨシノが開花しなくなる日が来ることも考えられます。

名所には必ずと言っていいほど桜が植えられていますよね。人が苗木をつくって人が植えて育てている。その営みがずっと続いているんだということを想像しながらゆっくりと桜の花を眺めるお花見をしていただけるといいですね。

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