日本の夏 妖怪の夏~家にまつわる妖怪のお話
黒宮建設です
日本では昔から妖怪や神様がいると信じられ、人々の暮らしに密接に関わる身近な
存在として現代まで伝わってきました。
そんな妖怪や神様の中には「家」にまつわるもの多くあります。
家に現われる妖怪って?
妖怪の起源は?
妖怪の最古の記録は「古事記」「日本書紀」「風土器」などにあり、一つ目の鬼や
ヤマタノオロチとして登場しています。その起源は自然災害や疫病など、人知を超えた
ものの象徴や現象として生まれたと考えられています。
妖怪って良いの?悪いの?
味方なの?敵なの?
妖怪は恐ろしい災害や危害を及ぼすものもいれば、人間を助けたり、恩を返したり
富を授けるものもいるなど、その性格も多種多様。善悪や敵味方などの基準が
曖昧なものと考えれられています。
幸せを呼ぶ家の守り神
座敷わらし
別名:座敷ぼっこ・オショボ すがた:3歳~12歳くらいの子ども
おかっぱ頭で幼い子どもの姿をして、大人には見えないと言われてます。
家の守り神のような力があり、座敷わらしが住む家は栄え、いなくなると
没落すると言われているため、神や精霊と言われることも。
汚い風呂場に出没する妖怪
垢なめ
別名:垢ねぶり すがた:長い舌が特徴
洗わずに放置された不潔な風呂場で生まれ、水垢やホコリなどの汚れを舐めとる妖怪。
悪さをするわけではないけれど、気味が悪いため、風呂場には垢をためないようにしたい。
トイレに現われる妖怪?神様?
加牟波理入道(かんばりにゅうどう)
別名:がんばり入道 すがた:口からホトドギスを吐く大入道
トイレに出る妖怪を追い払ってくれるといわれる大入道の守護神。
大晦日の夜に「かんばり入道ホトドギス」と唱えると、1年間はトイレで
妖怪に出会なくなると言われている。
寝ている間に枕を動かす妖怪
枕がえし
別名:枕小僧 すがた:小さいおに
夜、寝ている人の枕を足元へ動かしたり、引っこ抜いたり、裏返したりするいたずら好きな
妖怪。特に害はないが、寝ている間に枕を動かすと縁起が悪く、魂が夢から戻れなくなるとも。
家をきしませるいたずら妖怪
家鳴り(やなり)
別名:鳴屋(やなり) すがた:30cmほどの小鬼
地震でもないのに家のガラスやドアがガタガタと揺れたり、家がきしんで不気味な音が
鳴ったら、家鳴りの仕業。
30cmほどの小鬼たちが集団になって、いたずらをしているのだという。
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