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噛む効果は「ヒミコノハガイーゼ」

ビリーブです

栄養士の黒宮美穂がお届けします「心もカラダも食事を整えて健康に」

突き抜ける青空とまぶしい太陽が真夏を感じさせます。
この時期になると心配になるのが食中毒ではないでしょうか。
みなさんは「ヒミコノハガイーゼ」という標語を聞いたことがありますか?
食べ物をよく噛むことは、単に食を楽しむためではなく、全身の働きを向上させ、健康な体を維持することに重要な役割を果たしていることを示しています。

噛む効果は「ヒミコノハガイーゼ」

「ヒ」:肥満防止ゆっくり噛んで、食べ過ぎ防止
「ミ」:味覚の発達 食べ物の形や固さを感じることで味がよくわかるようになります
「コ」:言葉の発達 口周りの筋肉を使うことであごの発達を促し、表情豊かになったり、言葉の発音がきれいになります。
「ノ」:脳の発達脳に流れる血液の量が増え、子どもは脳の発達、大人は物忘れ防止に
「ハ」:歯の病気予防 唾液の食べ物のカスや細菌を洗い流す作用により虫歯や歯肉炎の予防に
「ガ」:がんの予防唾液に含まれるペルオキシターゼには、食品の発がん性を抑える効果
「イー」:胃腸快調消化を助け食べ過ぎ防止、胃腸の働きを活発化
「ゼ」:全力投球身体が活発となり、集中力もUP!

ゆっくりよく噛んで食べると満腹中枢が働き、食べ過ぎを防止するだけでなく食後のエネルギー消費量がUPするという報告があります。
しかしそれだけではありません。噛むことにより分泌される唾液には、口の中の潤いを保つ、食べたものを消化吸収しやすくするだけでなく、抗菌作用など様々な効果があります。

しかし近年のマスク生活により、笑顔を見せる・会話をする機会が減少し、顔の筋肉を動かす機会が減ったことに加え、食事もさっと済ますことが増え、唾液の分泌が減ってしまっているのです。

しっかりと噛んで味わうと、味をしっかりと感じることができます。
なかなか噛むことを意識できないと言う方は、食材を大きく切る、イカやタコなど噛まないと飲み込めない食材を利用してみてはいかがでしょうか。